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大原野から季節のおたより、おすすめ情報などをお伝えします


2015.0725

 

☆有志のメンバーで始まった、9月に咲き誇る一面のひまわり畑

 

ここ大原野では2012年から、地域の農家などの有志が「大原野を花いっぱいにして魅力を発信しよう」と立ち上がり、毎年、色とりどりのひまわりを植えています。農家だけでなく、桂高校や京都芸大の学生たち、農協などさまざまな人が関わり、取り組みを続けています。2014年には4000名以上の方が、満開のひまわり畑を楽しみに来られました。少し季節外れのひまわりに、多くの人が和まされ癒されています。


 


大原野を花でいっぱいにするにあたって、最初はコスモスなど他のお花もたくさん候補にあがりました。ひまわりが選ばれたのは、誰もが知っているお花で、満開になるとインパクトがあるうえ、みんなを元気づけるに違いないという想いからでした。

 

☆各地から集まったみんなで取り組んだ苗植え

 

2015年も有志の農家を中心に休耕田を整え、畝をつくり、種を植え、9月の開花に向けて準備を進めています。7月25日には一般市民も参加して、桂高校の学生たちが育てた苗を植えました。

久しぶりの晴天のもと、朝10時には幼稚園児からおじいちゃん、おばあちゃんまで多くの方が続々と畑へ集まりました。「しばらく雨が続いたから、日光浴ができてうれしい」「土いじりなんて何年ぶりだろう」といった楽しげな声があちこちから聞こえてきます。太陽のひざしのもと、一面の休耕田にどんどん苗が植えられていきます。苗植えが完了した畝から、長いパイプを引いて水をやります。勢いよく水が出ないように、パイプの出口には手袋がはめられていました。やさしいひと手間が、美しいひまわりを咲かせるのです。

☆苗植えに参加した人々の声

 

西京新聞を見て桂から参加した、小学1年生と6年生とお母さんの親子は「新聞を見てすぐに申し込みました。大原野は今まで知らなくて初めて来たんです。こんなに気持ちの良い場所があるんですね。久しぶりに土いじりをして楽しい。元気が出ます。開花イベントにもぜひ来ます」と喜んでいました。しゃがみこんでの土いじりは少し足腰が痛くなりますが、お互いに声をかけあいながら集中して畝に苗を植えていました。

 

桂高校3年生で、去年から活動に参加している女の子は「この取り組みで大原野に初めて来たけれど、こんな良いところがあるなんて知らなかった。地域の人と関わりながら参加できるのが楽しい。去年の開花イベントは授業で参加できなかったので、今年はぜひ行きたい」と笑顔を見せました。

 

 

今年初めて参加したという桂高校2年生の女の子は「もともとひまわりが好きで、高校に入ってからひまわりに関わるこのゼミに参加しました。初めて赤いひまわりがあることを知って驚きました!今年は自分が育てた苗も使われるので、楽しみです」と嬉しそうに話していました。

 

 

洛西から毎年のように参加しているという親子は、苗植えもベテランさながら。4歳の女の子もコツをつかんでどんどん植えていました。6歳の男の子は元気いっぱい。ひまわりちゃんにもちょっかいをかけながら、地域の人とふれあっていました。

☆赤色、黄色など色とりどりに咲き誇る約6万本のひまわり


9月の開花までこれからも、こまめに雑草抜きや水やりをしていくそうです。きめ細やかに手が加えられ続けることで、人々の眼を驚かせるひまわりが誕生します。

 

7月25日に植えられた7000本の苗とその他に種から植えられたひまわりも含めて、9月には6万本以上のひまわりが咲き誇る予定です。珍しい赤色のひまわりも3000本植えられており、開花時にはさまざまな色のグラデーションを楽しめるようになっているのだとか。楽しみですね。